マイニング

マイニングや設定について、パーツの説明などもしていきたいです。

インテルの300番代、第8世代CPU用チップセット

目次

  1. はじめに
  2. 300番代チップセットとは
  3. 第8世代CPUとは
  4. 間違えて付けるとどうなるの?
  5. おわりに

1.はじめに

今回、B250チップセットのマイニングマザーにG4900というCPUを使おうとしたら、失敗したというお話です。

 

2.300番代チップセットとは

読んでそのまま、Z370とか、H310等など、インテルチップセットです。

ソケットは従来どおりなので、Socket 1151です。

第7世代以前のCPUが付いてしまいます。

 

3.第8世代CPUとは

要するに最新のCPUです。Coffee Lakeというやつです。

処理能力の向上した最新型ですが、マイニングにはあまり関係がありません。

 

4.間違えて付けるとどうなるの?

これを200番代以下のチップセットマザボに付けても動きません。

一瞬電源とCPUFANが回って終わりです。

マザボが壊れることはないようです。基本的なピン配置は同じで、第8世代は電源周りが強化されているようです。

CPU側のG4900も壊れてはいないと思います。300番代チップセットのグラボがあれば検証したいところです。ビットコインが下がっているのにまたリグを組むのもいかがなものかと思いますが。電気代も相当なものです。

 

5.おわりに

リグは、自作PCそのものなので、対応などをしっかり調べて購入する必要があります。それを怠ってしまうとこのような悲しい事態が起きてしまいます。もう少し情報収集するべきでした。

ショップに文句をつけてみたところ、ちゃんと調べないお前が悪いんだろ。と言う意味のことを丁寧に返信していただきました。

 

まったくもってその通りです。

 

でも、200番代以下のマザボでは動かないよ!!と書いてくれているショップもあります。ソケットが同じなんだから使えると思っちゃいますよねぇ・・・

 

リグを組み立てるときの不具合への対処法

目次

1,はじめに

2,初期不良って?

3,どうなるの?

4,どうすればいいの?

5,不具合品の探し方

6,おわりに

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1,はじめに

リグは普通のデスクトップPCを組み立てるスキルがあれば作れます。

慣れてしまえば案外簡単なものです。

しかし、リグが4つあれば4つ分のパーツが有り、初期不良等のリスクは高まります。

そんなときの対処法などを自分の経験から説明します。

 

2,初期不良って?

買ったときから壊れている、使い始めたらすぐに壊れてしまうことです。初期不良は、1週間から1ヶ月程度と、ショップによって様々です。

 

3,どうなるの?

すごく簡単に言ってしまうと、そのパーツが動きません。または、暫く経つと動かなくなってしまいます。CPUやマザーボードなら起動しなくなります。グラフィックボードでも起動しない場合がありますし、そのグラフィックボードだけマイニングしてくれなくなることもあります。

 

4,どうすればいいの?

対処方法は様々ですが、最終的には問題の発生した部品を正常品に交換してもらいます。それも、ショップが初期不良対応1週間以内の場合は、1週間以内にショップに連絡しないといけません。

 

5,不具合品の探し方

基本的には、見てわかる不具合品は外します。見てもわからない場合は最小構成にしてから徐々に部品を追加していき、動作しなくなった部品が原因となります。

最小構成で動かない場合、BIOS画面が出るのならCPU、メモリの状態を確認しましょう。ブートデバイス(USB、HDD、SSD)を認識していない可能性があります。

BIOS画面も出ない場合、そもそも電源が入らない場合もあります。そんな時は困り果ててしまいます。

ここからは、経験談になります。

 

・その1

とあるリグで安定稼働していましたが、ある日微妙にハッシュレートが下がりました。そこで、マイナーのログを見ると温度設定が赤く表示されています。

グラボのFANが止まっていました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

90度になっていました。一応これでもマイニングはしています。

すぐに外してショップに連絡すると、1ヶ月以内だったので無償交換してくれました。

これくらいなら一日1回リグの状況を確認すれば対処できますね。

 

・その2

新しくリグを組み立てるとき、とりあえず最小構成で起動確認しようとしました。

すると、動かないんです・・・全部新品なのに。

M/B、CPU、メモリ、電源、ディスプレイで、グラフィックカードは刺しておらず、オンボードグラフィックを使っています。

電源FANが一瞬回って止まってしまいます。

ネットで調べてみると対処法が丁寧に書いてあります。組み方が悪いんですよと書いてあります。

でもそんなはずはない。狭い箱の中で作業しているわけではないんですから。

 

結論からすると、CPUでした。

 

CPUへ給電するための8PINコネクタを外すと電源FANが止まらくなるというのが気になって、低性能なリグからCPUを外してきて、エイヤッと付けてみたら動きました。

下手をするとそのリグまで動かなくなってしまうところでしたが、検証のためには仕方がありません。

そんなわけでショップに連絡しました。

CPUは今回組み立てたリグに付いたままです。だって高性能なリグですから。

と、ここでショップから連絡があり、そのCPU対処してませんよってこと。

ええ~何で?

と思ったら、G4900というプロセッサは第8世代ということでソケット的には同じだけどB250では使えませんよってことでした。そんな事どこにも書いてなかったのにひどい。でもちゃんと調べないのが悪いですね。

ということなので、そろそろパソコン新調しようかなぁ・・・

 

6,おわりに

自作PCなら、動かなくても前のがあるから良いや、のんびり対処しよう。となりますが、リグの場合はそうも言ってられません。作ったからにはすぐに動かして利益を出してもらいたいものです。

今回の2番めのケースでは、まさかCPUが?と思いM/Bの方にクレームを付けてしまいましたが、原因がわかってすぐに取り消しました。

原因がわからないというのは困ったことです。

こんな時のために、メモリやCPUの予備があったら良いのかな?と思いました。

私の経験が役に立てば幸いです。

ethosでのイーサリアムマイニングのOC方法

目次

1,はじめに

2,設定方法

NvidiaでのOC

AMDでのOC

3,終わりに

 

BIOSTAR TB250-BTC+ [ATX /LGA1151/B250搭載] マイニング向けマザーボード

1,はじめに

ethosを導入した際、OCの設定でとても手こずり、アレヤコレヤと格闘して3時間ほど経ってしまうということもよくありました。OCしたのに途中でマイニングが止まってしまうということも。

各種設定が終わり、さあマイニングとなると、グラフィックボードの温度が70度を超えていて焦るということもあります。

OC設定をすることで、温度を低く保つことができ、リグを長持ちさせることができます。

これからethosでマイニングを始めようという方で、グラボのOC設定などで手こずる方がいれば参考になれば幸いです。

 

導入は、多くの方が記事にしているのでそちらを参考にする方が分かりやすいですし良いでしょう。

 

2,設定方法

OCと言っても、掘る通貨によって設定が変わってきます。

イーサはメモリクロックを高く設定しますし、モネロやZCASH等の場合はメモリクロックを上げる必要がない場合があります。


NvidiaでのOC

 NvidiaでのOC方法を解説していこうと思います。

 まず、ethosのデスクトップ画面を見ます。グラフィックボードが羅列されていると思います。

 グラフィックボード名の一番右に数字の羅列がありますが、これがグラフィックボードを認識する番号です。「62.5D.00.54.DF」のように記載されていますがこの番号を使います。

 まずはlocal.confを開きます。viエディタも使えますが、ウィンドウズになれしたしんでいるなら、付属のテキストエディタを使うと使いやすいです。

 認識番号は適当に書いてありますが、それぞれの番号に合わせてください。

私の場合、corはpwrによって自動的に制限されていたので設定を外しています。

 #cor 62.5D.00.54.DF 1200

mem 62.5D.00.54.DF 3350

fan 62.5D.00.54.DF 90

pwr 62.5D.00.54.DF 70

こんな感じです。

 ここで注意が必要なのは、グラフィックボードが複数あって、番号が重複している場合です。1つしかOCが設定されない場合があります。

そんな時は、重複数だけ記載します。

 

※62.5D.00.54.DFが3つある場合

 #cor 62.5D.00.54.DF 1200

mem 62.5D.00.54.DF 3350

mem 62.5D.00.54.DF 3350

mem 62.5D.00.54.DF 3350

fan 62.5D.00.54.DF 90

fan 62.5D.00.54.DF 90

fan 62.5D.00.54.DF 90

pwr 62.5D.00.54.DF 70

pwr 62.5D.00.54.DF 70

pwr 62.5D.00.54.DF 70

 設定をやり直すときに少々手間ですが、これで設定できます。

 

ethos-overclock

 コマンドを入力すると設定が反映されます。

 

しかし、そこで終わりではありません。

しばらくすると(30分~6時間位)でマイニングが止まってしまうことがあります。

こんな時は、焦らず騒がず

 minestop

 コマンドを入力すると再開します。

が、また止まります。

原因は何かと聞かれると、私にはよくわからないんです。

 が、悪さをしているのはメモリクロックと推測しています。

 

他は安定性を高める設定に対し、メモリクロックだけは不安定な方向に設定しています。

そこで、そんな時はメモリクロックを下げましょう。

 #cor 62.5D.00.54.DF 1200

mem 62.5D.00.54.DF 3300

mem 62.5D.00.54.DF 3300

mem 62.5D.00.54.DF 3300

fan 62.5D.00.54.DF 90

fan 62.5D.00.54.DF 90

fan 62.5D.00.54.DF 90

pwr 62.5D.00.54.DF 70

pwr 62.5D.00.54.DF 70

pwr 62.5D.00.54.DF 70

 といった感じです。

 

AMDでのOC

 AMDも基本は同じです。一つ違うのは、一つ設定すれば全てに反映されることです。

nvidiaでも今のバージョンではそうなっているかもしれませんが、一つの設定で一つのフラフィックボードにしか反映されなかったのでコピペしました。

簡単ですみません。

 

3,おわりに

ウィンドウズでは不安定になるだけでマイニングが止まることはありませんが、ethosでは止まってしまいます。

安定した設定で動かさないといけないということになりますね。

 ethosは安定性が高く、効率よくマイニングできるという話をよく聞きますが、実際に使ってみると安定したところで使う必要があるということが分かりました。

この経験を多くの人が役立ててくれると幸いです。